2009年11月19日

Beaujol’ympiades-Arriveé du Beaujolais Nouveau

Beaujolais Nouveauはお飲みになりましたか?
去年はバナナのフレーバーと言われ、今年は雨はちゃんと降ったけれども乾燥していたので
去年に比べ凝縮した風味で、フランボワーズやイチゴの香りがする、とこちらでは言われています。
日本では「ボジョレーなんて…。」ってちょっと格好つけていたけれども、初物ですし、
せっかく近くにいるので今年は楽しもうと思い,Lyonでカウントダウンのお祭りに行ってきました。
暗闇に浮き上がるワインの樽。
lyon11 018.jpg
近くのレストランで働いているお友達と、私と一緒に働いているLedoと待ち合わせして
午前零時を待ちます。
lyon11 020.jpg
ファンファーレやDJ ELECTRO,などと共にワインの栓が一斉に開きました。
凄い人の数です。人込みをかき分けながら2009 Beaujolais Nouveauを頂きました。
もちろん無料です。飲み過ぎの若者もちらほら…。
この日はアルジェリア対エジプトのサッカーの試合があり、アルジェリアの勝ち。
去年アルジェリアが負けた際、商店のガラスを割ったり、モニュメントを壊したりなど
暴動がおこったとのことで、町中に沢山の警察官がいました。
クラクション鳴らしたり、勝手に花火あげちゃったり・・。
勝っても負けてもどっちにしろ騒ぐ若者。
帰り道、喧嘩がおこっているから橋を渡れなかったりして、
同じ方向に行くフランス人のグループに回り道を教えてもらったりなどした 
ちょっと怖い帰り道でした・・。
次の日、ソムリエのクリストフが新聞持ってきました。
「美智子、日本ではボジョレーヌーボー温泉に入れるのか?」
と、箱根の温泉の写真が…。
なんかがっかり。
一生懸命作っているワインでなんでそんなことしちゃうんだろうって恥ずかしくもなりました。
ワイン畑で一生懸命手入れをされている造り手さんを思ったら、
そんな勿体ないこと出来ないのに…。
フランスでは日本がボジョレーヌーボーの一番の輸入国らしく、
「日本人はヌーボーが大好きなんでしょ?」と聞かれます。
ヌーボーに限らず、沢山のワインが手に入ることは確かですが、
温泉記事などで日本のワイン好きの変なとらえ方されているのは
ちょっと心外でもあります!!