2009年7月29日

Petite Voyage!!

H?tel-Dieu Hospice de beaune.jpg
ボーヌのオスピス(ホスピス, 施療院)-
1443年にブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランが創設したもので、貧しい人たちに無料で医療を施した所。
入院の条件は、貧者であることただひとつ。
王侯貴族から寄進されたブドウ園とそこから生産されるワインで、費用は埋め合わされていたとの事。
この建物は、屋根瓦が、黄色や赤、茶色とカラフルで、しかもブルゴーニュ風の文様を描くようにデザインされていてとても美しい。
去年10月に訪問した際は屋根の修復中で今回リベンジ!!
こうした施療院は、当時、オテル・デュー(神の宿、Hôtel-Dieu)とも呼ばれました。
pharmacie.jpg
現在では、その当時の薬品、医療器具を展示した医学博物館になっており、またワインオークションの会場としてよく知られています。11月に毎年開催されます。
現存するオテル・デューの中でも最も有名な施設のひとつで、この施療院ブランドのワインもあります。
http://www2.odn.ne.jp/~cdj80950/wine/wp1.hospices.jpg
ボーヌはブルゴーニュワイン流通の中心都市であるとともに、コミューン内の畑で生産されるワインは、ボーヌ単独で村名AOCを名乗っています。
赤ワインは、ピノ・ノワール単独で作られるものが多い。上質なものは、Beaune.1er cru(ボーヌ・プルミエ・クリュ)を名乗ることができます。
目の前のショップで2001年のBeaune.1er cruを購入。50ユーロくらいかな。夜、ホテルで楽しむためにソムリエナイフも持ってきたのです。グラスは…ホテルでお借りしました(笑)
いい時間になったのでDijon(ディジョン)に移動。電車で20分位です。
白ワインは、シャルドネ種とピノ・ブラン種で作られ,
「特級」の畑はもちろん、1級のものでもかなり上質のものがあります。

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