Parisのレストランはもともとスープを提供する店だったといわれています。
1765年Paris ブーリ通りの店に「レストラン」というメニューが登場しました。
店主のブーランジェが出したのは羊の足のホワイトソース煮という、濃縮した肉汁で作ったスープ。
これに『力をつけるもの』と意味するレストランという名前をつけたのです。
当時パリでは職域が厳密に決められており、煮込み料理は仕出し屋の領域で、
ブーランジェはなんと訴えられ、裁判にまでなったのです。
「煮込み料理ではなくスープを煮詰めたもの」と主張する店主に
裁判官は「何という料理だ?」と問いだ出したところ、
『客をRestaurer[レストレ]する(元気を回復させる)料理です。』
裁判の結果、料理を出すことが認められ、Restaurantという名が一気に
広まったという話があります。
レストランの語源ともなった、元気を回復させるスープ。
今でもフランス料理には欠かせないメニューの一つです。
『A la soupe!』と言う古い表現がありますが、
日本で言うと「ご飯ですよ!」と母親が家族を食卓に呼ぶ時の言葉。
家事全体まで意味することもあるスープなのです。
Les liensでは、定番のグリンピースのポタージュ(Potage st-germain)が人気ですが、
旬のお野菜、味のあるお野菜が手に入った時、色々ご用意しております。
猛暑続きでくたくたの体を是非元気を回復させるLes liensのスープで
夏を乗り切って頂けると幸いです!!
2008年7月27日
元気を回復するスープ
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