クリスマスの昼営業は満席。
忙しく楽しくサービスが出来ました。
以前賄いでお寿司と餃子を作って、皆に食べてもらったのですが
大好評で、可笑しいかな突き出しとして出すAmuse boucheで、
海苔をライスペーパーに変えて、具を2種類牛肉とエビで提供することになり、
久し振りの生春巻きの作業をしました。
下北沢でベトナム料理のバイトをしていた時たくさん練習したため、
技が活かせました。まさかフランスで巻くとは思ってなかった・・。
前菜は2種類からチョイス。
シャポンのガランティーヌ
帆立のポワレとエクルビスのサモサ、サフラン風味のリゾット添え
メインは魚・肉の2皿。
この時点で仕事に追われてしまい写真は無し・・。
魚はロット、お肉は鴨のオレンジソース。王道メニュー。
つまみ食いしながら。美味なんですもの。
クリスマス特別デザート。
クレマンティーヌ(小さいミカン)風味のクリームのミルフュイユ仕立て。
メレンゲに包まれたチェリーのアイス。
可愛い・・。サービス泣かせで、何回も倒れててイライラしてた(笑)
あっという間に最後の営業。
皆と一緒に写真を撮ったり、シャンパーニュ・ビールを飲んだりして談笑。
寄せ書き付きの4kgもある素敵な料理本のプレゼントまで!!
素晴らしい仲間に出会い、支えられて過ごせて来れたことをとても幸せに思います。
chefに新しいお店の名前を付けていただきました。
日本に帰ってお店を見つけ、準備が整ったら皆さんに報告したいと思います。
レ・リヤンを露崎館建て壊しのため閉店し、勇気を出してフランスに来て本当に良かった。
まさかこの歳になってバカンス以外で滞在するとは考えてもみませんでした。
人生何が起こるかわかりません。自分の人生なのに。
凄く色々な文化や料理なとを冷静に見直せた滞在でした。
この経験を生かし、皆さんにお料理を提供できる日を楽しみにしております。
有難うございました!!!
2009年12月27日
Le dernier jour ou je travaille!!
2009年12月24日
Le réveillon de Noel
24日の営業。
クリスマスイブの夜とクリスマスは家族で過ごす日なので、昼の営業のみ。
日本のクリスマスと真反対。
フランスではクリスマスは家族で、年越し・正月は友達と大騒ぎするとの事。
なので日本で言うおせちにかわる家族で過ごすための仕出し作業にも追われながらの仕込み。
これはホロホロ鳥に鶏の肝臓・モリーユ茸・マロンを詰めた前菜。
賄いはじっくり火を通したChapon.
アプロンティ君たちが試験みたいに鶏の解体をやろうとしていたんだけれども、結局「失敗したくないから・・」って包丁を渡されました。
夜はシェフとマダムと3人でDVDを観ながらゆっくり食事。
コンドリューの白ワインとフォアグラテリーヌとスモークサーモンの前菜。
メインは小鯛のポアレ ソースカタルーニャ(チョリソーのソース)。
2人ともDVDの操作が分からなくて、10分くらい始らなかったけど、リモコン渡してもらってやってみたら
結構簡単にできてかなり褒められました(笑)
両親とそっくりで笑っちゃった。
明日の夜は息子と彼女・おばあさまなど大人数でお食事会です。
2009年12月23日
gourmande comme un chat
最後の訪問となるLyonへ。
お昼を食べる目的で友達と駅前のCafeで待ち合わせたのですが、
ひょんなことで予定変更。
朝の10:30過ぎ。
以前ブログ内で紹介したLes halles de lyonで色々食材を見ていたら、
美味しい生ガキとmaconの白ワインで乾杯ってな事に。
名前を覚えて店員さんにカウンターで言う仕組みなんだけど・・。
結局覚えられず、売り場まで連れて行った私(笑)
ブルターニュ産の2種類をチョイス。
大当たりでクリーミーなのとさっぱりした味の違う牡蠣でした。
クリーミーな方は店員さんが「脂がある」っていう表現をしていて、勉強になりました。
そして私の大好きな内装・雰囲気のメルシエ通り沿いにある【les enfants terribles】へ。
王道のブション料理を満喫して、クリスマスのイルミネーションに飾られたlyonの町をたくさん歩きました。
いろんな思い出が詰まった町。
色々な所に心の中で「有難う」を言いながら歩いた感慨深い日でした。
2009年12月22日
Musée de l’alambic et Cave Saint-Désirat
月曜日、Salangeに連れられて社会科見学。
近くのArdèche県にあるMusée de l’alambicに行ってきました。
車窓から見える木々。
リンゴの木と洋ナシの木とブドウの木。
ついた所はPoire Williams 洋ナシのオードヴィで知られる蒸留所。
博物館も併設されていて工場内を見学。
綺麗な瓶の展示の数々。
クリスマスが近いので、同じ工場内でL’atelier du Père Noelの展示があり、冬休みに入った子供たちで溢れかえっていました。
夢のような空間の中から抜け出し、少し移動して、
ワインのカーブへ。
Ardèche県の北に位置するCôte du Rhône地方。
Cave Saint-Désiratへ。
ブドウ品種はGamay・syrah・Marsanne・Viognier。
Expoが開催されていて、こんな可愛い説明。
あるSt-Josephの味わいの表現。
チェリーやカシス・凝縮した黒スグリの香り。
おしゃれな演出ですね。
2009年12月21日
Quand il fait froid,on mange ça!!
2009年12月18日
Il tombe de la neige!!
2009年12月13日
MARCHE AUX VINS DE CHAVANAY
土曜日の休憩時間、隣町でワインの試飲会があるので、
ソムリエのChistepheに誘われ参加してきました。
小さなホールの中に50の生産者がスタンドを出し、色々試飲できます。
CHAVANAY地区で古くから続くMARCHE AUX VINS。今年で86回目だそうです。
入るまでに日本で言う物産展みたいな地元の名産を売っているブースもあったり。
これはフロマージュリー。試食の量も半端なく大きくて豪快。
会場の中は大満員。
Condrieuコンドリュー・St-josephサンジョセフ・Cote Rotieコートロティのワインが並びます。
Chistepheのアドバイスを受けつつ、おいしいワインを探します。
生産者といえども地元の方々なので、自己紹介しながら試飲(笑)
さすがに日本人はいなく、ちょっとはぐれたりしたら皆が「あそこにいたよ。」とか教えてくれたりして・・。
なんだかへんな感じでした。
ここはChristepheお勧めのDomaine du Monteillet。
まだ30代初めの息子さんが後を継いでワイン造りをしているとの事。
2006年・2007年と畑違い・年違いで飲み比べ。
まだまだ詳しくソムリエみたいに分析やらは出来ないけれども
「これは好きな感じ」というのは私の中であり(人それぞれの好みなので正解とは限りませんが)
あるブースでハッとするような凄く好みのワインがあって、クリストフを呼んで試飲させたら
彼も感動してくれて、
生産者さんからいろいろ話を聞かせてもらいながら種類別に試飲させていただきました。
これが最高でした。
Finon Pierre ST-JOSEPH 【La Caprice d’héloise 2007】
きっと日本でも扱っているワインがあると思いますが、
私の気に入ったDomaineドメーヌです。
・Domaine du Monteillet
・Morion Didier(先日Ludoと訪れた所。St-Josephも繊細な味わい)
・De Boisseyt-Chol
・Finon Pierre
ちょっとした食べ物のブースもあり、
1ユーロでおいしいパンに2分の1のこの地方特産の山羊チーズ(Rigotte de Condrieu)がのったカナッペやら、サンドウィッチをつまみ食いしながらの試飲会。
ディナーのサービスの時間が迫り、帰らなきゃねと話して、
「最後においしいやつを一杯飲んで帰ろう」とことになり、
私はさっきのブースへ行き多めに頂いて出口のところで待っていたら、
chistepheが全然戻ってこなく…。最後の5杯して来たとのこと・・。
日本でもそうですが、試飲会って色々飲み比べが出来るので、
勉強になりますね。
忙しかったり、時間が合わなかったりであまりいけなかったのですが、
これからはきちんと参加したいと思います。
2009年12月9日
On s’est éclatés!!
Lyon – Fete des Lumieres 2009
Fête des Lumièresの最終日、8日はメインイベントが満載です。
1852年ペストという疫病から解放された年、神に感謝をこめて蝋燭に光を灯し、Fourvièreフルヴィエールの丘の上にあるBasiliqueバジリカ聖堂まで民衆が列をなそうとしたのですが、雨が降って中断。
その代り、バルコニーや窓にロウソク・bougiesキャンドルを飾ったのが始まりとされています。
1980年からリヨン市が大々的にお祭りとして今日まで続いています。
さまざまな所から沢山の人が集まります。
学校を終えて各国に帰ってしまった友人たちが久しぶりに集まり、嬉しい再会。
スペインからAinhoa・ドイツからNiklas。台湾人の仲良いYinfenと4人でお茶をしながら近況報告。
皆それぞれ仕事があるのだけど、きちんとフランス語の勉強続けていて、
Ainhoaなんて参考書を大量に買ってて、やる気に満ち溢れていてなんだか頼もしかったな。
お店の人に頼んでツリーに見立てて4人で記念撮影しちゃいました。
それにしてもすごい人の数。でもそのはず、教会や市庁舎・県庁・駅・公園・広場など
いろいろなアーチストにより光で飾られているのです。
色々なアニマシヨンが毎年厳しい審査を受けながら決定するそうです。
レベルが高いですね。
屋台も沢山出ています。ケバブ・ホットドック・サンドイッチ・ヴァンショーetc・・・。
特に目を引いたのがこれ!!
Tartiflette タルティフェットの屋台。
興味深々に見ていたら、屋台のおじちゃんが説明してくれました。
なんとreblochonルブロッション(サヴォア地方のチーズ)を28個使用。
「あと一時間後においで。全部溶けて美味しく出来上がるから!!」と。
一時間なんてあっという間。
窓辺に飾られたキャンドルの光たち・・。青く光るNotre-Dame de Fourvière.
Croix-Rousseに向かう坂道、ヴァンショーで体を温めつつ登り切ると、
Le jardin des lumieres en fleurs “光の花の庭”が現れます!
遠くにはリヨンの中心地が光で輝いています。
さっきのお店に戻り休憩。
ビールと一緒に頂きます。やっぱりこの屋台は大人気でした。
チーズとジャガイモ・べーコンの組み合わせって人をほっとさせる味だと思いませんか?
素晴らしい日に滞在出来て良かったです。
こんなにゆっくりリヨンの夜の街を歩いたのは初めて。
しかも美しい光と、仲の良い友人たちと過ごせたこの日は良き思い出になると思います。
帰り道、日本で言うとスカパラかな?
すっごい上手い8人グループのバンドがいきなり道の真ん中で演奏を始め、大盛り上がり。
フランス人たちは飛び跳ねて踊り狂っていました。お祭りですね~~!
2009年12月8日
On a fait des dégustations de vin à Chavanay.
学校から急いで帰り、一緒に働いているLedovicと共に、隣町のワインカーブに遊びに行きました。
Rhone河を渡り、Condrieuコンドリューから南の方へ20分ほど進み、ブドウ畑の中を通ってぐんぐん山道を入っていきます。
私の好きなViognierを作り出すSt-joseph地区。
Condrieuから南はValence近くまで続く広い地域。赤ワインは上質のSyrahが造られています。
Cave Grangier chantelouve 42410 CHAVANAY
ここのワインはLedovicが贔屓にしているワインとの事で、
彼はLes mirabelles というヴィオニエ100%の白ワインをケース買い。
この白ワインと、サンジョセフの赤白と試飲させてもらいました。
本当に小さなカーブで、入った時は女性が手作業でワインのラベル貼りをしていました。
「この前飲んだすっごい美味しい白ワインがあるんだけど、行ってみる?」とのお誘い。
もちろん行くでしょう!!
車で10分位また山道を登り、
リンゴ畑などを見ながら到着。
Domaine Didier Morion Epitaillon 42410 CHAVANAY
入口は閉まっていましたが、Ledoがチャイムを鳴らしたら2階から顔が出てきて、OKとの事。
地元の方ならではのフレンドリーな感じ。
Ledoの言っていたすっごい美味しいワインは売れ切れてしまっていて、
残念ながら試飲はできなかったのだけれども、頂いた白ワインが本当に香り高く一本購入。
いつごろまでに飲めば美味しいよとか、何度位が一番香りがたつとか、
食事に合わせるならこれが良いとか・・色々アドバイスを頂き赤い顔して帰宅。
来週はこのCHAVANAY地区で大きなワイン祭りがあるので、
また仕事場の皆で訪れる予定です。
2009年12月6日
On a eu du bol!!
Fête des Lumières – リヨン光の祭典が5日から8日まで開催されます。
リヨンの伝統的な習わしが発端のFête des Lumières – フェット・デ・リュミエール。
壮大で芸術的なイルミネーションのスペクタクルが、リヨンのあちらこちらで繰り広げられ、美しく光をまとった古代ローマのガリアの都が幻想的に美しくライトアップされます。
この期間は凄い人出になるとの事。日曜日、昼の営業後いってきました。
移動が大変・・。メトロの1本(結構重要なB線)と、トラム1本が終日運転中止。
私は定期を持っていたのでSNCF(国鉄)で1駅移動してメトロに乗り換えでスムーズに行こうと思っていたら、メトロに入るまで長い列が・・。
待つしかありません。いつもなら友人の家に行くのにリヨンについてトラムで5分の所なのですが、1時間かかりました・・。
でも大丈夫。楽しみは夜のイルミネーションなので時間はたっぷり。
友人達と19:30に待ち合わせして、Place Bellcourベルクール広場へ。
私の大好きな花火が上がるのです!!
7月14日革命記念日の日に上がるはずの花火が、
大雨でlyonは中止になったので、その分の振り替えとのこと。
その日は私は自分の街で花火が上がったので(小雨だったので)運がついてる感じ。
何回見ても感動してしまう花火。
歩いている最中音が鳴りだして、歩く速度が急激に速くなってたみたいで笑われました・・。
プロの写真と私の写真・・。むづかしいです・・。
町もいろいろなコンセプトでイルミネーションされ、寒くても十分楽しめます。
8日まで。もう1回ぐらい行ってこようと思います。