月曜・火曜の連休を使ってParisに遊びに行きました。
ワーキングホリデーでStrasbourgシトラスブールのパティスリーで働いている下北時代のお友達と合流。
滞在中のいろいろな細かい生活問題の話やら、仕事の話、フランスの話など、久し振りに胸の中に思っていることを、バ~~っと日本語で2人も話せるのでいくら時間があっても足りないくらいでした。
月曜日は狙っていたお店がお休みだったり、予約でいっぱいだったりで
8:30過ぎにふと入ったワインバーが大当たり。
Bioワインのセレクトなので名前じゃ見当がつかず、品種を一個一個きいてのチャレンジ。
凄く優しい店員さんで詳しく説明してくれました。
軽くサラダとシャルキュトリーの盛り合わせを頼んだりして。
Les liensオープン前に少しの間お手伝いしていた恵比寿のAilaで働いていたMAKIちゃんとこの店で待ち合わせて久々の再会。
彼女はもう5年近くParisのレストランで働いています。
日本に帰ってきた時にLes liensに寄ってくれたりしてくれていて、
Parisでもいっぱいお話できたり、また、田舎で過ごしている私たちは、
Parisの都会の便利さにちょっと慣れずにいたのがおかしかった。(二人とも東京育ちなのに・・)
メトロが12時近くまで走っていたり、電車がすぐ来たりとかなんでもないことに(笑)
1~2時間に電車1本の生活だからかも・・。
翌朝は近くのパン屋さんで焼き立てパンを買って、軽い朝食。
お昼は、今回のメインイベント3星レストラン【LE MEURICE】に行ってきました。
4時間かけてのゆっくりしたランチを頂きながら、またしてもお得意の“自分へのご褒美”してきました。
いつものコックコートを脱ぎ棄て、久し振りのおめかし。
食前酒のロゼのシャンパーニュを頂きながら、メニューをじっくり選びました。
ランチのお手軽なコースもあるのですが、せっかくなのでMenu DÉGUSTATIONをチョイス。
RESTAURANT LE MEURICE chef¨Yannick Alléno¨
MENU DÉGUSTATION
アミューズ。クリームの下に、透明なトマトのジュレが隠れています。小海老のフリットと共に。
¨CHAIR DE TOURTEAU EN FEUILLES DE CALAMAR¨
Chatney de pamplemousses rose aux algues,crème d’amande glacée
薄いイカの中に旬のTourteau蟹の身がくるんであります。
赤グレープフルーツのチャツネとソースはアーモンドクリーム。
チャツネの中には海藻(うまく表現できないけど、日本でいうとろろ昆布みたいなもの)が、隠し味に入っています。
¨GIROLLES ÉTUVÉE AU VIN JAUNE¨
Feuille de romaine farcie,jus tranché au beurre noisette
これまた旬のジロール(きのこ)さっといためて。
付け合わせのロメインレタスはベーコンとさっと炒めてあるのですが、中華の味わい…。
¨FOIE GRAS DE CANARD IODÉ EN PAIN DE SUCRE¨
Chutney de navets aux algues vinaigrées
このお皿が出てくる前に、プレザンタションで『砂糖で作った型の中でゆっくり火を通したフォアグラですよー』とトンカチで目の前で割ってくれました。
とろける美味しさ。なんだか海藻(とろろこんぶ)にはまっているのか、フォアグラの下の薄緑のソースも海藻にワインビネガーを絡めた甘酸っぱいものがひいてあります。
ちょっと苦手です・・。
¨ROUGET BARBET RÔTI EN FEUILLES DE FLEURS DE COURGETTE¨
Fricassée de postes,d’artichauts et cebette à la barigoule
Pour vous faire le palais,une soupe et diablotins de brandade
美しい!!ヒメジの右はじ、ズッキーニ仕立てになっています!!
これは声あげて感動しました。
鱈のスープも繊細な味わい。
¨GROUSE D’ÉCOSSE AU VIEUX MALT¨
Pomme rattes bien beurrée en quenelles
雷鳥です。ビンテージウィスキーと血のソース。
う・うん。血のソース、ちょっと苦手なので苦労しました・・。
¨SAINT NICOLAS PRIS ENTRE DEUX TRANCHES D’ARTICHAUT¨
Feuilles à la vapeur aux perles d’olive
アーティーチョークです。間に山羊のチーズが挟んであります。
これは大好き。
フランボワーズのギモーブとフランボワーズのマカロン・フランボワーズのチョコ。徹底してます。
もうすぐフランボワーズの旬が終わるので食べおさめな気分。
¨BOULE MERINGUÉE DE GROSEILLE AU COEUR FONDANT¨
Chair de figues rôties à la cardamone
グロゼイユのムースを、メレンゲではさんであります。
可愛くて食べるのもったいないくらい。
¨CRÈME TENDRE DE CHOCOLAT AU PRARIN DE NOISETTE¨
Mousse croquante givrée au citron
ノワゼットのプラリネの入ったチョコレートムース。
白い四角いのはレモンの冷たいメレンゲに近いもの。
友人はこの後食後酒をチョイス。(つ・つよい・・。)
ワゴンでいろいろと説明してくれ、香りも沢山嗅がせてくれました(笑)。
私はエスプレッソで一息ついて。
お姫様気分を過ごした約4時間。素晴らしかった~~。
しゃんとした空間で、緊張感を保ちつつも、豪華なお料理を頂くのは年に一回?二回?ぐらいですが
こちらに来て久々だったので良い思い出になりました。
サービスの方々も本当にサンパティックで、冗談を言って笑わせたり、質問するとわかりやすく答えてくださったり、
メニューを頂く際に小さなバックを持っている私に気付き、何も言わずにきれいな紙袋を用意してくれ、お土産に本まで下さいました。
帰り道、散歩しながら一杯だけと立ち寄ったワインバーに入り、
表の席に座ろうとしたら、裏の方が静かだからと案内してくれた席。
一本入るだけで、素敵な空間が現れます。
30分もすると満席になってしまいましたが・・。
そこで美味しかったワイン一本とシェーブルチーズを買い、
スーパーで生ハムなどを買って最後の夜は更けました。
TGVで2時間足らずなんですが、なかなか来られなかったParis。
2泊でしたが、充実した滞在になりました。
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