Les liensのオープンの時からあるクスクス。
私の大好きな一品です。
語源はマグリブ・アラブ語の كسكس kuskusuで、通常パスタの一種として認識されていますが、日本を含め他の多くの国では米やコーン、豆などの穀粒と同じように扱われることが多いです。
飯状に炊いたり蒸したりしたものが肉料理や野菜スープと一緒に供され、これがクスクス料理です。
マグリブ地域の主食。
クスクス粒は一般に乾燥状態で売られており、粒の大きさによって分けられ、一般に粒の細かいものが高級とされ、高級フランス料理のレストランなどでクスクス粒が用いられる場合は、大抵は粒の細かいものを用います。
クスクス粒を炊く専用のクスクス鍋(フランス語:クスクシエ Couscoussier)というものがあり、
二段になっていて下段でスープを煮るとその蒸気で上段のクスクス粒を蒸す仕組みになっています。
スープの汁とその中に浮いた脂で煮るのがマグリブの家庭で一般に行われる料理法ですが、
レストランやフランスの家庭ではスープとは独立に、熱湯と塩とバターまたはオリーブオイルで炊くのが一般的です。
クスクス鍋でクスクスを蒸すのは時間と手間がかかりますが、本格的に蒸したクスクスの食感は他の調理法とは比べものにならないふっくら感やぷちぷち感があり美味です。
一般的にバターを加えるのはモロッコ風、オリーブオイルを加えるのがチュニジア風とされています。
Les liensはモロッコ風に近いですね。
野菜スープはトマトベースのものが最も一般的ですが、これはチュニジア風。
モロッコ風ではクミンやシナモンを中心とした味付けであり、日本人にとってはややカレーに近いと感じます。その他の野菜としてニンジン、蕪、キュウリ、ズッキーニ、タマネギなどが多く用いられる。またヒヨコマメもよく用いられる。チュニジアでは必ずジャガイモが入ります。
パセリやコリアンダーなどの香菜を用いることもあり、新鮮な香菜が手に入った時はクスクスの上に沢山載せて提供しております。
スパイスが沢山入ったcous cous。是非お試しください。
ただ、お腹で膨れるので食べすぎ注意ですが・・。
2008年12月22日
人気のクスクス
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